クレジットカードの保有率は年々上がっている
電子マネーとの紐付けで更に増加
JCBが2020年に実施した「クレジットカードに関する総合調査」で、クレジットカードの保有率は、2019年に比べて2.1ポイントの増加で86.6%となり2015年以降では最高となったと発表した
この数値からもわかるように、現在はキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカードや電子マネーの利用者が増えています
その中で、電子マネーをすでにお使いの方はおわかりだと思いますが、電子マネーの利用には、クレジットカードとの紐付けが便利となっており、結果クレジットカードを申し込む人が増えるといった流れでしょう
この記事を観ている方の中でも、電子マネーへの紐付けでクレジットカードの申し込みを試みて、審査に落ちてしまったという方もおられるのではないでしょうか
この記事では、クレジットカードの審査落ちにどうしても納得がいかない方やなぜだろう?
と不思議に思っている方などに「なぜ落ちた?」ではなく「だから落ちたのか…」と納得がいくように、審査落ちの可能性を5つご紹介します
クレジットカードの審査落ちの5つの可能性
まずご理解頂きたいのですが、クレジットカードを利用するということは、その金融機関からお金を前借りするということです
それを踏まえて、申込み時を振り返ってみてください
自ずと審査落ちした理由がわかってくるかもしれません
それでは、可能性の5つを見ていきましょう
1、申し込み書類に不備がある
ちょっとした記入ミスは誰にでも起こり得る事です
本人確認書類と住所や苗字が違っていたり、会社の情報が間違っていたりすると、一度申込みしてしまってから訂正して再申込みしても審査に通らないことがほとんどです
2、借入の実績が全くない「スーパーホワイト」
ある一定の年齢まで一度も借入れしなかった人が、突如クレジットカードなどの申込みをすると審査落ちすることが多々あります
借入したことが過去にない方は、一見問題なさそうですが、意外にも実績が「何もない」というのは少し問題になります
金融機関は、過去に少額でも借入して、しっかり返済している人の方が「実績」「信用」があると判断するという訳です
3、返済能力がないと判断された
判断基準は何通りかあります
職業的に収入が安定していない
収入が安定しないという項目は、ご自身では判断しにくいと思います
自分の給料は自分が一番分かっているからです
しかし、一般的に公務員や大手企業などで働いている人の給料は安定していると思われていますし、個人事業主の収入は不安定と思われがちです
それは金融機関も同じことで、クレジットカード利用はいわば前借りとなるので、どのくらいの利益を得ているのか計れない個人事業主には貸しにくいという訳です
勤続年数が短い
勤続年数が1年未満だと審査落ちする可能性が高くなります
年齢にもよりますが、勤続年数が短いということは『転職を繰り返している』『定職に就いていない』と判断されます
住んでいる家の形態と住居年数など
一軒家や賃貸など、住む場所はそれぞれ自由ですが、
- 誰の持ち物なのか
- 家賃は支払っているのか
- 何人で住んでいるのか
- 何年住んでいるのか
などによって、審査落ちの可能性があります
金融機関は、借りる側の最悪の事態も考慮し、自宅売却・家族の援助・現在の家賃などを参考にしています
なので、賃貸での一人暮らしの方は、審査落ちしやすい傾向にあります
4、信用情報に問題がある
最近若者が審査落ちすることが多いという話を耳にします
その理由は、スマートフォンやタブレットの割賦購入にあります
スマホの支払いを遅れたり、未納だったりすると個人信用情報機関での個人の評価がマイナスになります
金融機関は、その情報を基に貸すのか貸さないのかを判断しているので、マイナスで登録されてしまうと審査落ちの原因になってしまいます
もちろんスマホなどの購入だけではなく、個人信用情報機関に登録している金融機関を通して購入した物の支払いで、遅延(支払いの遅れ)や未納があればマイナスで登録されます
5、知らずに借りられる枠をオーバーしている
主婦の方に多いのですが、スーパーなどでポイントを貯めるのに、クレジット機能付きのポイントカードを何枚も作っている方が居られます
クレジット機能のショッピング枠やキャッシング枠は個人信用情報機関では『借りている』という判断となります
あなたが借りるつもりが無くても、借りているのと同じ扱いになっている可能性があります
それとは違い、多数の金融機関で多額の借入がある方は、もちろん審査落ちの対象となります
まとめ
いかがだったでしょうか?
思い当たる項目はありましたか?
これからもキャッシュレス化が進み、一部の海外のように現金での取引がほぼなくなる可能性もあります
今は審査落ちしてしまったかもしれませんが、今後またクレジットカードの申込みをする機会があるかもしれませんので、ご自分の信用情報を大切に生活なさってください
間違っても審査落ちしたからといって何社も申込み何社も申込みするような事だけは避けてください
今後、何年かまったく審査が通らなくなる可能性が高くなります