更新:2023年4月

世間のコロナ禍における家計の変化は?

この記事は、『日本FP協会』が2020年10月29日〜11月4日の7日間に全国の20代〜60代の男女を対象に行った『くらしとお金に関する意識調査』を基に作られています

 

 

新型コロナウイルス感染拡大前と感染拡大後の世間の家計状況が、どのように変わったのか気になりませんか?

 

コロナ禍に影響を受けてしまう仕事をしているか否かが、人生を左右したと言われています

 

収入面では、『日本FP協会』の『くらしとお金に関する意識調査』によると、感染拡大前と感染拡大後の変化について、約7割が「変わらない」としている一方、約2割は「減った」と回答している(全回答者数3,000名)

 


調査方法:2020年10月29日〜11月4日の7日間に全国の20代〜60代の男女が対象

 

「減った」といっても、数万円減った人もいれば、収入自体が無くなった人もいる

 

旅行関係、イベント関係、飲食関係、冠婚葬祭関係、テーマパーク関係など様々な関係の業種の方が、現在も悩み苦しんでおられることでしょう

 

そんな中での支出は、2020年10月時点で「食費」が約3割で最も多く「住宅費」(18%)「光熱・水道費」(11%)となっていて、「日用品」や「保険料」を入れれば、収入の7割以上が毎月必要な支出となっている

 

感染拡大前と感染拡大後では、「食費」「光熱・水道費」は全体の2割以上が「増えた」と回答しているに対し、「衣服・美容費」「娯楽費」は全体の2割以上が支出が減ったと回答している

 

「衣服・美容費」「娯楽費」のように、削れる支出はあるとしても、その分「食費」「光熱・水道費」が増えてしまう

 

「変わらない」というよりは「変えられない」というのが正しいのではないでしょうか

 

外出自粛などをすることで、在宅時間が増えた結果、「生活費」自体が増えてしまう事となる

 

仮に、収入が減ったとしても、生活レベルを落とすのは難しいということです

 

これだけ不安が高まれば、投資民も増えそうなものだが、逆に減っている

 

投資の「変わらない」というのは、「していない」又は「わからない」ということだろうから、いかに日本人が自分の守り方を知らないということが窺える

 

現に、増やすことより抑えることに力を入れている

 

生活レベルは下げられないが、収入を上げる考えは少ないということでしょう

 

コロナ禍におけるみんなが考える支出の工夫、不具合

感染拡大後に、工夫していることで一番多かった回答は「外食を控える」で、次に「キャッシュレス決済を利用する」というものでした

 


 

外食は「控えた」のではなく、「出来なかった」だけです

 

なので、実質には「食費」は増えています

 

外食ができない分、自宅でどうやって良いものを食べようかとはしていませんでしたか?

 

テイクアウトはもはや外食より高いです

 

全然「危機感」がないことが分かりますよね

 

そして、上手くいっていないと思うことには「無駄な食費があると思う」「無駄な光熱・水道費があると思う」 という回答をしているのです

 

まだまだ闇は深い

 


お金に対する不安意識はあるのか?

『日本FP協会』が行った調査で、現在の収入・預貯金に対する不安は全体の約6割、現在の支出に対する不安は約5割、現在の投資に対する不安は約2割が不安を感じていることが分かります

 


 

また、将来の不安は現在の不安と比較して全体的にスコアがやや上昇しています

 

収入が減った人では現在の収入に対する不安、将来の収入に対する不安のどちらも8割以上の人が感じていて、収入が減った人のほとんどが「お金に対して不安に思っている」こととなります

 

しかし、唯一お金を増やす手段となりうる投資に対する不安は、現在の不安と将来の不安どちらにおいても他の項目と比較してスコアが低く、収入が減って困っている人であろうとも投資への関心が低いことが分かる

 


まとめ

コロナ禍によって、お金の支出などを意識していなかった人も意識し出したように思えるが、お金に対しての知識が非常に乏しいことも浮き彫りとなった

 

収入が減って、外食を控えても「食費は逆に増えた」という人は少なくないだろう

 

自分の収入に合わせて生活するというのは「非常に賢い選択」だと思うが、実際に収入が無くなれば、対応できないということが欠点だ

 

そして、何より投資に対する意識や知識が低いのが問題である

 

最近では、お金や投資に関する動画も沢山観れるので、是非少し覗いて欲しい

 

リトライFP事務所として、全ての人に将来の危険を促すのは無理だが、当事務所と関わりのある人だけでも、将来の不安がなるべく無くなることを祈っております

 

不安すら「わからない」という方は、当事務にご相談下さい